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アンプの項でも書きましたが、アンプやスピーカーについては既に充分に色んな所で情報を手に入れることが出来ると思うので、価格別にオススメのスピーカーを簡単に紹介しようと思います。基本的にはオーディオ初心者から中級者向けの内容です。

Speaker

僕も使っていますが、このクラスではELACのBS312がおすすめです。僕は高音域に強いスピーカーを好む傾向があるのですが、BS312は高音なのにパワーや艶っぽさを失わない、情報量の多い高音を出すことができる数少ない機種だと思います(JET5の恩恵でしょうか)。あと、音の解像度は高ければいいというものではないと個人的に思わせてくれたのもBS312です。人間が心地よいと思う適切な音をバランスよく出してくれます。チューニングの巧みさには脱帽せざるを得ません。

僕の環境である505uxではちゃんとドライブ出来ていますが、駆動力の低いアンプだと少し物足りない音になります(特に低音で顕著に感じました)。

僕はスピーカーを検討するときに常にJBL製品を参照点としてスピーカーを選びます。アジア圏以外で人気無いとか言われてますが、本当に癖のない中立的なモニタースピーカー製品だと評価しているからです。JBL4429はまさに標準的なJBLらしい音を出してくれます。何もかもが中途半端といったら言い過ぎですが、特徴のない「いい音」だと思います。ただ、だからこそ買う気にはどうもなれないんですけどね。小学校のスピーカーとか好きに選ばせてくれるならJBL製品にするかもしれないけど、決め手に欠ける存在です。

 

山之内 正の独HIGH ENDレポート(1)ELAC、300シリーズ最新モデル「BS312」発表

  • 最新のJET5トゥイーターを積み、専用ウーファーを搭載したのがBS312

  • このサイズからは信じられない帯域の広さを実感させる。低音の余韻に澄んだ感触が増しているとともに、中高域は310CEや310IBと比べても少し鮮鋭感が上がっているが、全体の音色はあくまでも柔らかい。

スタジオモニターの真骨頂を発揮したリアルサウンド(JBL4429)

  • 清々しい中高域が味わえる。ボーカルのニュアンスが圧倒的に豊かなだけでなく、バックのインストゥルメンタルの表現力も格段に向上

  • 「音」を「再現する」のではなく「情」を「表現してくれる」、そんな秀逸なスピーカー

 

廉価版のスピーカーながら、上位機種を脅かす2つのスピーカーを紹介。DALIのZENSOR1は音の解像度を誠実に表現してくれる。音のきめ細やかさを感じるのであればZENSOR1だろう。

一方でJBLのCONTROL1はZENSOR1を凌駕する圧倒的なパワーが特徴のスピーカーだ。低音をガスガス鳴らせたいのであれば一度試聴をおすすめしたい。

 

PCオーディオ向き小型スピーカー5機種試聴

JBL CONTROL ONE

  • 底抜けに明るい

  • スタジオモニターで、いつもボーカルが明るく綺麗に聴いてもらいたいと思って音作りしているわけですが、このCONTROL ONEはキャラクターは違うのに、そうしたいちばん聴かせたい部分が、びっくりするほどきれいに鳴っていました。

  • 音の特徴からして、モニター的に使うというよりは、ニアフィールドで楽しく聴きたいという人向きです。

定番スピーカーはどう変わった? JBL「CONTROL ONE」を聴く 

  • 鮮度感が高く、ダイレクト感も格段に増した、さらにヌケの良い音

  • 能率的にも数dB良くなっているのか、表現も一段とダイナミックに

  • 高域に関しては、「Control ONE」らしいキレの良さを残しつつも、Jポップなどを聴くとたまに気になることがあった鋭すぎる印象、痛々しさがだいぶ解消されている。それでいて解像度感は確実に高まっているので、素晴らしいかぎり。

 

このクラスで一番のオススメはB&WのCM5です。解像度・パワー・デザイン他、どの要素を見ても申し分ありません。高音のキレではFOSTEX、華やかさではMENTOR MENUETに譲るところもありますが、完成度ではCM5かな。価格帯が少し上の製品と勝負しても負けない潜在能力が感じられます。

RX2は癖がないスピーカーでまさにモニター用。メーカーの妙な味付けを好まず、システムに絶対の自信を持っている方は一度試してみてもいいかもしれません。

FOSTEXのGX100/100MAはRX2よりもやや高音を重視した印象。低音の力強さよりも高音のノビとキレを重視する人向けでしょうか。

DALIのMENTOR MENUETはDALIらしい解像度の高さと独特な味付けによる音の華やかさが好印象。力強さで勝負する他メーカーを鮮やかにかわすマタドール。

JBLの4312Eはどこかで聞いたことのある癖のないいい音を再現してくれる安心感が魅力でしょうか。独自性を追求するオーディオマニアだと少し物足りないかもしれませんがいい製品だと思います。

 

CM5/CM9の実力を連続検証

  • コンパクト2ウェイのCM5だが、ウーファーはCM1の13cmから165mmに格上げされて805Sと同等にまで拡大、キャビネットも余裕のあるサイズを採用している。

  • トゥイーターは800シリーズ同様にノーチラスチューブローディングタイプだが、磁気回路に含まれるショートリングの素材を銀から銅に変更することで、能率が1dB下がってウーファーと同一になっているという。

  • ネットワークは6dB/octのシンプルな回路構成で、独ムンドルフ社の高音質コンデンサー「サプリーム」(B&Wカスタム仕様)など、パーツの吟味にも妥協はない。

  • CM9はシリーズ最上位にふさわしいスケール感を引き出すために165mmウーファーをダブル使用した3ウェイスピーカーで、ミッドレンジは800シリーズや603でおなじみのFSTを160mmに拡大して新規に開発。

  • 一つひとつの音の粒立ちがクリアで、打点が明瞭な点はCM1と共通だが、CM5はそこに密度と芯の太さが加わり、それだけ音の実体感が増す印象

  • 同じ音域の楽器同士が重なったときのセパレーションや和音の響き具合はCM5の方が精度が高い

 

Monitor Audio RX2

http://tvsd.net/html/speaker.html

  • 音離れが良く快活で明るく艶やか。 音素も軽すぎる事無くウエット過ぎず、解像度も価格帯なりで、低域の量感も良好。 

 

FOSTEX フォステクス GX100 レビュー

  • モニター系のスピーカーで、非常にクリアでキレ味抜群の音。

  • 解像度が高く、定位の良さ、音場の広さもあり、金属系の高音は好みが分かれますがとても良く伸びています。

  • 低音は良く締まっていて瞬発力があり、ボワっと量感を出す鳴り方ではありません。

最近のお気に入り FOSTEX GX100

  • 小型スピーカー自作マニアが唖然とし、自作意欲を失ってしまうほど完成度が高くコストパフォーマンスに優れたスピーカー

  • ブーミーなCM1の低域と比べて引き締まった低域がとても心地よい

GX100がトゥイーターを純マグネシウム化してブラシュアップ

  • 従来機ではマグネシウム合金だったトゥイーターの振動板は、純度99.9%のマグネシウムとなる。もちろん形状は分割振動を分散する同社独自のリッジドーム型

ミドルクラスではやはりB&Wのスピーカーが頭ひとつ抜けてる印象がある。

B&WのCM1はとにかくどんなジャンルを聞いても(といってもジャズは聞いてないけど)完成度の高い音を奏でてくれる。対抗馬はB&Wの685、繰り返し音を比較すると確かに物足りなさを感じるが、逆に言えばしつこく音を比較してやっと音質の違いが感じられるほど685の完成度も高い。こんなにいい音をこのクラスのスピーカーで出しちゃったら、高いスピーカー売れなくならない?と心配してしまうレベルです。

KEF Q300は中音域に重点を置いたスピーカー、僕はあまり聞かないけどポップスとかを聞く人だと、KEF Q300って他のスピーカーよりいい音するじゃん!って思うような気がする。結構オーディオファンは高音や低音を重視する人が多いので、そういう人には受け悪いんじゃ?

ONKYOのD-412EXは中~低音域重視のスピーカー、多分日本人ってポップスとかロック聞く人が多いからこういう音域を重視するのかなーと思ってみたり。高音域のノビはちょっと物足りないと思う。

 

B&W 685/686をCM1・805Sと聴きくらべる

  • CM1>マーラーの《復活》は805Sほどのスケール感は出ないが、低音の伸びは自然で音色のくすみやもない。5楽章導入部の大音量で響きが破綻しないのはサイズを考えると立派なものだ。

  • 685>685が再現する空間の広がりは、686よりはCM1や805Sに近く、音が空気のなかに放たれた瞬間の伸びに余裕がある。

  • クラスレスと呼んでいい質感の高さがベーシックモデルの600にまでしっかりそなわっている

対決! B&W「CM1」と「805S」を山之内 正が聴き比べる

  • ハーモニーがにごらずクリアに余韻が広がり、声の質感やエネルギー感もキープしている。発声直前に全員の息遣いが揃う瞬間、空気がフワッと動く様子までリアルに描写する。思わずこちらも同じタイミングで呼吸してしまうほど生々しい。子音の明瞭さや息の勢いはCM1の方がクリアに引き出してくる。粒立ちの良さが良い結果を生むのだろう。音場の絶対的な空間サイズでは805Sがひとまわり大きい。

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